かいわれっ!


かいわれっ!

かいわれっ!


○基本情報

CG枠:80枠(差分抜き)
回想枠:6枠 
    凛1 海音1 真冬2 美晴1 恵子1
音楽枠:16枠(歌3)



○CG
原画は欠点あり長所ありでいいとこ悪いとこ両方有が第一印象です。
良かったのは人格入れ替わりという題材の中でCGだけをみて中身が
なんとなく男なんとなく女っぽい佇まいをそれとなく上手く表現されていた点。
良くないと感じたのは一部のキャラが歪んで拙くみえた点がありました。


ただ最も強く感じたのは、原画云々ではなく、どうでもいいCGを
作りすぎている点だと思いました。立ち絵で十分事足りるシーンをCGにしたり
また差分ですむんじゃないか?と思うCGが多々あり
CG枚数はほどほどありますが水増しされているような印象を受けました。



○シナリオ
人格入れ替わり物であることを主題に販売促進の展開をしていた本作ですが
この作品は人格入れ替わりの時の意識の問題に着目した作品でした。
そして泣き系のシナリオ要素の影響を受けた純愛系の作品でした。
自分はかいわれっ!を人格入れ替わりの時におきる肉体の部分の問題に
重点を置いたライトエロ系作品と思っていたので意外でした。
作品序盤で主人公の男の子が入れ替わった女の子の体に興味を持つシーンが
数シーンあるのです人格入れ替わりエロ描写はほぼここで打ち止めです。
(あと数シーンあります)


あとは、良くある家庭の悩みや痛みのある設定が盛り込まれた展開でした。
どこかでみた展開や台詞、設定が多く正直印象にあまり残りませんでした。
良くも悪くも普通のエロゲーレベルの作品でした。



○エロ
回想枠数から分かるように薄いです。エロCG数もそもそも少ないです。
人格入れ替わり物としては期待はずれでした。


少し話はそれますが陵辱物というジャンルに分類されている作品は
現在の傾向でいえば多くのエロが含まれているという期待が
ユーザーからかかることは暗黙の了解であり、作るメーカー側も
その期待に答え、更に優れた物がジャンルの中での名作になっています。
かいわれっ!は学園物であり純愛物のジャンルに分類されており
エロが多くないといけないという暗黙の了解が必須だとは思いませんが
が、セールスポイントとして人格入れ替わり物というラベルを貼っています。
問題となるのはそのラベルで、それは
「ある程度のエロ量が予想される」ラベルであるということです。


自分はそういった基準で考えているため、
1キャラ1回想だったかいわれっ!は期待はずれと評したいと思います。



○総括・余談
人格入れ替わり物ですがあまりエロくはありません。
少し変わった設定の純愛物がやりたい、エロは少なくても可という人向きです。


ヒロインの二人が正直あまり魅力が感じられず可愛くありませんでした。
メインヒロイン二人より桃井沢口ペアの方がはるかに可愛かったです。